165 lines
5.7 KiB
Markdown
165 lines
5.7 KiB
Markdown
# グローバルIP検出変更通知Bot
|
||
|
||
Discord上でサーバーのグローバルIPアドレスを監視し、変更があった場合に通知するBotです。PROXMOXなど自宅サーバーの管理に役立ちます。
|
||
|
||
**⚠️ 注意: このプログラムにはDiscord Bot Tokenが含まれています。配布前にご自身のTokenに置き換えてください。**
|
||
|
||
## ファイル構成
|
||
|
||
- `main.py`: Botの主要なコード
|
||
- `ip_changes.log`: IPアドレス変更の履歴を記録するログファイル
|
||
- `bot.log`: Bot実行時のログファイル
|
||
- `README.md`: このファイル
|
||
|
||
## 機能
|
||
|
||
- グローバルIPアドレスの定期的な監視と表示
|
||
- IPアドレス変更時の自動通知
|
||
- サーバーステータス表示（CPU・メモリ・ディスク使用率など）
|
||
- Proxmox管理画面へのリンク生成
|
||
- IPアドレス変更履歴のログ記録
|
||
|
||
## 必要条件
|
||
|
||
- Python 3.8以上
|
||
- Discord Bot Token
|
||
- 以下のPythonパッケージ:
|
||
- discord.py
|
||
- aiohttp
|
||
- psutil (サーバーステータス機能に必要)
|
||
|
||
## インストール方法
|
||
|
||
1. プロジェクトファイルをダウンロードして任意のディレクトリに配置します。
|
||
2. 必要なパッケージをインストールします。
|
||
|
||
```bash
|
||
pip install discord.py aiohttp psutil
|
||
```
|
||
|
||
```bash
|
||
pip install discord.py aiohttp psutil
|
||
```
|
||
|
||
## セットアップ方法
|
||
|
||
1. `main.py`ファイル内の以下の設定を編集します：
|
||
- `TOKEN`: DiscordのBot Token
|
||
- `CHANNEL_ID`: 通知を送信するチャンネルID
|
||
- `CHECK_INTERVAL`: IPアドレスチェックの間隔（秒）
|
||
|
||
```python
|
||
# BOTの設定
|
||
TOKEN = 'あなたのDiscord Bot Token' # BOTトークン
|
||
CHANNEL_ID = 000000000000000000 # チャンネルID（数字）
|
||
CHECK_INTERVAL = 30 # 間隔（秒）
|
||
```
|
||
|
||
## Bot設定方法
|
||
|
||
### Discord Bot作成
|
||
|
||
1. [Discord Developer Portal](https://discord.com/developers/applications)にアクセスします。
|
||
2. 「New Application」をクリックして、アプリケーション名を入力します。
|
||
3. 左側のメニューから「Bot」を選択し、「Add Bot」をクリックします。
|
||
4. 「Reset Token」をクリックしてトークンを取得し、`main.py`に記入します。
|
||
5. 下にスクロールし、以下の項目を有効にします:
|
||
- MESSAGE CONTENT INTENT
|
||
- SERVER MEMBERS INTENT
|
||
- PRESENCE INTENT
|
||
6. 左側のメニューから「OAuth2」→「URL Generator」を選択します。
|
||
7. ScopesからBotを選択し、Bot Permissionsから必要な権限を選択します:
|
||
- Read Messages/View Channels
|
||
- Send Messages
|
||
- Manage Messages
|
||
- Embed Links
|
||
- Read Message History
|
||
- Add Reactions
|
||
8. 生成されたURLを使ってBotをサーバーに招待します。
|
||
|
||
### チャンネルIDの取得
|
||
|
||
1. Discordの設定から「詳細設定」を開き、「開発者モード」を有効にします。
|
||
2. Botを使用したいチャンネルを右クリックし、「IDをコピー」を選択します。
|
||
3. コピーしたIDを`main.py`の`CHANNEL_ID`に設定します。
|
||
|
||
## 使用方法
|
||
|
||
### Botの起動
|
||
|
||
```bash
|
||
python main.py
|
||
```
|
||
|
||
### コマンド一覧
|
||
|
||
- `!ipreset`: 通知チャンネルをリセットして新しいメッセージを送信します（管理者のみ）
|
||
- `!ipclear`: チャンネル内のメッセージをクリアして新しいステータスメッセージを送信します（管理者のみ）
|
||
- `!ipstatus`: 現在のIPチェックのステータスを表示します
|
||
|
||
### ボタン操作
|
||
|
||
- **今すぐ更新**: 現在のIPアドレスを即時に更新します
|
||
- **サーバーステータス**: サーバーのCPU、メモリ、ディスク使用率などを表示します
|
||
- **PROXMOX**: Proxmox管理画面へのリンクを生成します
|
||
|
||
## 自動起動の設定
|
||
|
||
### systemdを使用する場合（Linux）
|
||
|
||
1. 以下の内容で`ip-monitor.service`ファイルを作成します:
|
||
|
||
```
|
||
[Unit]
|
||
Description=Discord IP Monitor Bot
|
||
After=network.target
|
||
|
||
[Service]
|
||
User=yourusername
|
||
WorkingDirectory=/path/to/ip-monitor-bot
|
||
ExecStart=/usr/bin/python3 /path/to/ip-monitor-bot/main.py
|
||
Restart=always
|
||
RestartSec=10
|
||
|
||
[Install]
|
||
WantedBy=multi-user.target
|
||
```
|
||
|
||
1. サービスファイルをsystemdディレクトリにコピーし、有効化します:
|
||
|
||
```bash
|
||
sudo cp ip-monitor.service /etc/systemd/system/
|
||
sudo systemctl daemon-reload
|
||
sudo systemctl enable ip-monitor.service
|
||
sudo systemctl start ip-monitor.service
|
||
```
|
||
|
||
### Windowsの場合
|
||
|
||
Task Schedulerを使用して自動起動を設定できます。
|
||
|
||
## トラブルシューティング
|
||
|
||
- **Bot起動時のエラー**: Python依存関係が正しくインストールされているか確認してください。
|
||
- **IPアドレスの取得失敗**: インターネット接続を確認してください。
|
||
- **メッセージの送信失敗**: BotがDiscordチャンネルにアクセスする権限があるか確認してください。
|
||
- **psutilモジュールエラー**: サーバーステータス機能を使用するには`pip install psutil`を実行してください。
|
||
|
||
## セキュリティに関する注意
|
||
|
||
- Discord Bot Tokenは秘密にしてください。誤って公開した場合は、Discord Developer Portalで再生成してください。
|
||
- このBotはグローバルIPアドレスを表示するため、信頼できるサーバーでのみ使用してください。
|
||
|
||
## ライセンス
|
||
|
||
[ライセンスファイル](LICENSE)を参照してください。
|
||
|
||
## 謝辞
|
||
|
||
- [discord.py](https://github.com/Rapptz/discord.py) - Discord APIのPythonラッパー
|
||
- [psutil](https://github.com/giampaolo/psutil) - システム情報取得ライブラリ
|
||
|
||
## 著作
|
||
|
||
© 2025 うっちぃの電脳日誌
|
||
https://uttili.com |